燕市 金属酒器乾杯運動普及事業

燕市金属酒器乾杯運動推進プロジェクト進行中!

> 匠の逸品

匠が語る、自慢の逸品。

様々な素材で作られている「金属酒器」。ステンレス、チタン、銅のそれぞれの「匠」に、金属酒器誕生までの経緯や匠ならではの技術について、また自慢の逸品への思いを語っていただきました。

ステンレス

職人集団による秀逸な研磨技術で
金属酒器とお酒の相性の良さを実証

取材協力/磨き屋シンジケート(幹事/有限会社 富研工業)

2003年に誕生した「磨き屋シンジケート」は、地元を中心に約30社の企業で構成される金属研磨のスペシャリスト集団。「磨き屋」というだけあり、金属製品をより美しく磨き上げる世界トップクラスの研磨技術で、かつてアップル社のモバイル機器を手掛けたことでも話題となった。巧みな技を最大限に生かし開発したステンレス製のタンブラーは、ビールの美味しさを引き出す、きめ細やかでクリーミーな泡を追求。内側の光沢仕上げと内底のヘアライン仕上げのコンビネーションで磨いた優れものだ。また、口にあたる部分はさらに薄く研磨することで、心地よい口当たりを実現している。

人気の鏡面仕上げについて組織の幹事企業である富研工業代表の富田宜光さんは、「研磨とは表面を薄く削ることなので削り痕が残るのだが、鏡面仕上げでは削り痕を消して輝かせなければならない。通常とは真逆のことをやっているので相当な技術が必要。だから鏡面仕上げは時間がかかるんです。大量生産のものでここまで磨くのは稀」と磨きに魂を込める。商品化されるとたちまち注目を浴び、「金属製酒器でお酒を飲むと美味しい」という定義を確立させる人気商品となった。なかでもビールは、ステンレスのタンクで製造され、容器やサーバーも部品の多くがステンレス。「ビールとステンレスは相性がいいんです」。現在、約20のオリジナル品をラインナップするほか、磨き屋シンジケート以外でも各社が工夫を凝らしたさまざまなステンレス製の商品を製造販売している。

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チタン

知恵と技術の結集から生まれた
世界初の真空二重チタンタンブラー

取材協力/株式会社セブン・セブン

ステンレス製の魔法瓶を国内で唯一、自社製造する「株式会社 セブン・セブン」。半世紀に渡って蓄積した巧みな技術とノウハウを活用して生まれたのが、世界初のチタン製真空二重タンブラーだ。APEC2010の昼食会での乾杯と各国首脳への引き出物として使われたことで人気に拍車が掛かった。誕生したのは、2000年に現在の澁木収一社長が就任してから。当時、製造していたステンレス製の真空カップより「もっと飲み物の味が変化しない容器を作りたい」という社長の熱い想いからチタンを使ったタンブラー作りに着手した。完成したのは中空二重タンブラーだったが、その後さらなる進化を求めて真空状の製品を開発。真空構造にすることで、これまで以上に冷たさを長時間保てるようになったほか、どんな熱いものを入れても手で持てるという利点へも繋がった。

チタンは鉄イオンの作用がなく、人工骨の材料に使われるなど人体との親和性が良いことからも飲み物の味を変えにくく、唇に触れた時に馴染みやすいのが特徴。「ウイスキーや焼酎と最も相性が良く味がまろやかに。冷たいものを入れるとより効果が実感できます」と製造部製品設計課課長の真保忠弘さんは言う。材料であるチタンはステンレスに比べ約60%の比重でとても軽い。また、チタンは硬く割れやすいので加工が難しく、生産時には十分な配慮が必要だ。空間部を真空にすることで高い保冷力・保温力を実現し、さらに表面には独特な凹凸感やキラキラとした美しい結晶模様が浮き上がる。独自の手法を生み出した、機能性と芸術性の融合を見事に実現した真空二重チタンタンブラー。チタンの加工、空間部を真空にすることは想像以上に困難を極めたものの、職人たちの諦めることのない努力の賜物で、完成までに辿り着いた。現在は国内外での人気の高さゆえ、製造が間に合わない状態が続いているという。

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使うほどに愛着と味わいが増す
1枚の銅から生まれる唯一無二の器

取材協力/株式会社玉川堂

1816年に創業。鎚起銅器の老舗として約200年に渡り伝統を継承し続ける「玉川堂」。酒器は現在の当主である玉川基行さんが7代目に就任した1995年ころに作り始めた。それまではやかんなどの茶器が主流だったが、「若い人にも愛着を持って使ってもらえるものを」と生み出した。1枚の銅板を叩き縮めるのが鎚起銅器の技術。酒器は1.5ミリと他と比べて厚めの銅板を使用し、100以上にも及ぶ工程から生まれる。美しさと気品を兼ね備えた酒器の表面にある模様は、金鎚で打った時に出る鎚目。同じリズム、一定の強さという力加減ひとつで出来栄えが変わる職人の技が光る唯一無二のもの。

銅は熱伝導がステンレスの25倍。銅イオンの効果でお酒がまろやかに、口当たりの清涼感は抜群になるのが特徴。酒器の内側に錫(すず)を塗ることで肉眼では見えない突起物との摩擦がビールの泡をクリーミーにし、日本酒は熱過ぎない程度に燗をすると銅の温かさと調和して口当たりも滑らかになる作用がある。「銅と日本酒は相性がいいし、他にも絶妙に味が美味しく変化する飲み物もたくさんあります」。銅に着色を施す技術は玉川堂のオリジナル。時間や磨き具合でさまざまな色分けが可能だ。機能性に加え、デザイン性も重視することで、20~30代の愛好者も増加しているという。「酒器は一生もの。使い込むほどに味わい深くなるのが銅器の良さで、空拭きすることで色合いが深まり、光沢がでます」。伝統を守りつつも時代の流れを敏感に感じ取りながら挑戦を続けてきた結果、今や国内のみならず世界の高級レストランやバーで使用されるほどの人気商品となっている。

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